1才になりました(その2)
引き続き、1年前を振り返っています。
10月7日にサンクトペテルブルクに正式に赴任しました。
アパートが見つかるまでの当面の宿は会社から歩いて10分のホテル。
前任の方が、町中のホテルでは値段が高いだろうと(会社に)気を使ってくれて
1泊1万円くらいのホテルで10日ほど滞在しました。
ネット環境はホテルにはなく、また、週末は足がないので、過ごし方としてはホテルでロシア語のテレビでも見るか、会社に来てネットするか、国際電話カードを使って日本に電話するくらいでしたね。
郊外はのんびりした感じはありますが、逆にひとけが少ない分暗がりを歩くだけでも怖かったのを覚えています。
10月16日、次の事件は起こりました。
事務所で部屋を2〜3分明けたすきに泥棒が入って私の貴重品がとられてしまったのです。
これは、今思うと正直痛かったですね。
パスポート、日本の運転免許証、国際運転免許証、健康保険証、なぜか持ってきていた実印から、
日本の銀行のカード、携帯電話まで全部なくなりました。
唯一の救いは財布は取られなかったので、クレジットカードは取られなかったくらいです。
事務所はきちんとしたビジネスセンターで、部外の人は基本的にパスポートチェックなどされますし、
従業員であっても、顔パスになるまでは、日々パスポートを見せてから入るようなところ。
まさかそんなところに泥棒がいるなんて・・・。
という驚きと、あとはそのあとのビジネスセンターや警察の対応にびっくりしました。
ビジネスセンターの警備の人は「このビルには何か所もカメラが取り付けてあるから、盗まれたときに人の出入りがなかったか確認してみるよ」と言って、警備室に行ったものの数分して戻ってきて、
「各部屋の出入りについては、カメラは捕らえてないんだ・・・だから、不審者は映っていなかった、申し訳ない」。 そんで終わりかよ!と突っ込みたくなりましたが、もっと大事なことがあります。
パスポートを紛失した際に総領事館でパスポートの再発行を行うためには、警察の盗難(または紛失)証明書(スプラフカ)が必要なので、警察に出頭しなければなりません。
・・・・・続きは後で書きます。
失礼しました。続けます。
ローカルスタッフ2名に地区を管轄している警察に行きました。
建物の中に入り、ローカルスタッフが通りかかる警察官にお伺いを立てているのですが、
誰も相手にしてくれません。
確か30分ほどかかったかな、若い元気のよさそうな今風の女性が、
話を聞いてくれて、証明書を書いてもらいました。
ただ、その内容にちょっと驚きました。
「当署は、重要書類紛失に伴い、それらの再発行の目的のみに発行するものであり、
当署は本件を事件として扱いません」
この国の警察の役割がいまいちよくわからなくなくなりましたが、まともに取り合ってくれなかったのはなぜでしょうか?
とられた奴が悪い?、取られた物の内容がたいしたものじゃないから?、それとも私たちが警察に行ったのが夕方で、警察も日勤の人の帰り支度の最中でめんどくさかったから?
その辺は謎のままだけど、今となってはどうでもいいことです
それ以来、警察署に入ったことはありませんが、一般庶民を助けてくれない警察には、二度と行きたくないですね。





